「使用貸借」所有のリスク

使用貸借とは

イメージ写真:使用貸借

使用貸借とは、無償で土地や建物を貸し借りすることです。
例えば

  • 自分の子供が家を建てる為に土地を無償で貸す。
  • 近隣の方々に駐車場や畑として無償で土地を貸す。
  • 親族等に、無償で家屋や部屋を貸して住まわせる。

使用貸借は、貸主・借主の信頼関係に基づいて行われるため、契約書を作成せず口頭で使用貸借契約を結んでいるケースも少なくありません。

無償で貸しているにもかかわらず一方的に契約を解除出来ない

使用貸借契約に期間の定めがない場合、一定の期間が経過するまで、契約の解除が出来ない場合があります。

固定資産税等の負担

無償で貸しているにもかかわらず固定資産税等は貸主の負担です。

借主が借りたものを適切に管理しない場合があります。

例えば土地を貸した場合に、土地が産業廃棄物等の不法投棄の対象となることや、雑草等が繁茂して土地が荒れてしまうなど借主の管理方法におけるリスクがあります。

借主以外の第三者が使用するリスク

借主が死亡した場合に、借主の相続人が使用貸借の権利を引継ぐ場合があります。

建物を貸した場合に、知人等借主以外の人間が住み始めてしまう等のリスクが考えられます。